スペースは文字だ
ツイートがバズりました。
これです。まさに天才の業績ですわ。ガハハ。
#54字の物語 pic.twitter.com/m2l1EKm124
— 3万人と不璽王 (@kurapond) July 3, 2018
最後の行まで読んだら実はその行が最初の行だったことがわかるという、54字以上の文字数でやれと言われたら絶対お断りするタイプの一発ネタです。各地から寄せられる「天才!」「発想がすごい」「鳥肌が立った」「すげぇって声が出た」「一番好き」「座布団持ってけ」「めっちゃ上手い」などの絶賛の声が耳に心地良く響きます。「抱いて!」もそろそろ来ると思う。まだ来てない。来てほしい。
それら称賛の声の中に「二文字足りない」「実質108字」「いや104字」など、文字数が気になって素直に不璽王さんを褒めることが出来ない人が混じってるようです。悲しいことですね。ですので、優しい不璽王さんが蛇足ですが解説します。疑問が解消されたら心置きなく喝采の声を私まで届けてください。
はい。ではまずこれを読んでください。
スペースを埋めたバージョンです。成り立ってますね。こっちの方が良いんじゃないかという声もあると思います。ルール上、スペースは例外なく認めないなんて事になったらこっちを採用してください。
でも、ですよ。「あ、これ左から右に向かって書かれてる文章なのか」という気付きはこのバージョンだと少し得にくいんです。
枠で囲んだ部分、ひとかたまりの文章だと気付きを得やすいですね。
こっちのバージョン、左から右に読むという気付きを若干得にくいように見えます。スペースがないことで、右側の文章とのつながりが強すぎてしまうような感じがほのかにしてきませんか。私はしてきます。あなたもきっとしてきてるはず。
こういう風に見比べてみると、元のバージョンのスペースが、空間演出でネタの切れ味を引き立てているように思えてきますね?
最初のバージョンは2文字足りないんじゃなくて、スペースふたつがネタを際立たせるという2文字分以上の効果を発揮させてるんです。わかりますね?
納得出来たらOKです。ありがとうございました。すげえと褒めてください。
でもやっぱ2文字足りてねえことに変わりはねえじゃんと納得できてない方もありがとうございました。今後の人生で私の道とあなたの道が交わらないことを願っております。
68字の気がするとリプライをくれた方。私が習った算数と違う算数が頭の中にあるようです。今度その算数教えてください。
では